ANTI-FLAG 「For Blood And Empire」

フォー・ブラッド・アンド・エンパイア

フォー・ブラッド・アンド・エンパイア

本日は久しぶりに洋楽を紹介。ANTI-FLAGです。
Bad ReligionPennywise辺り系統の音のバンドで、詩の内容も政治的な事が書かれているらしいです。私は輸入版を買ってしまったので、英単語を見てそれらしい単語が並んでいるのが辛うじて分かるくらいです。
全体的にスピード感がありつつも、速さ一辺倒にならずにミディアムテンポの曲があったり暗い曲だけではなく明るい曲もあったりと、バラエティに富んだ内容ではないかと思います。
ただ全体的に、曲調はBad ReligionであったりPennywiseよりも、最近のPOP PUNK寄りではないかと思います。約4:1位の割合でPOP PUNK寄りの曲がありそうです。
とはいえどちらかに傾倒した曲というよりも、それぞれの間で上手くバランスをとったっ曲が多く、どっちも好きな人にとっては聞き応えのあるアルバムになっているのではと思います。
一つ難点を言えばキラーチューンが、1曲目の「I'd Tell You But...」位しかないのが難点でしょうか。

aiko「aiko LIVE TOUR LOVE LIKE POP Vol.10」

場所:横浜アリーナ
参戦歴 ワンマン:初

1.セットリスト
2.キスする前に
3.その目に映して
4.キラキラ
5.深海冷蔵庫
6.雨踏むオーバーオール
7.マント
8.どろぼう
9.雲は白リンゴは赤
10.ある日のひまわり
11.シーソーの海
12.気付かれないように

13.シングルメドレー↓
蝶々結び
ボーイフレンド(前奏のみ)
花火
カブトムシ
ナキ・ムシ
スター
かばん
ロージー
三国駅
おやすみなさい
キラキラ
あした
アンドロメダ
あなたと握手
花風
初恋
14.桜の時
15.ライン
16.ジェット
17.イジワルな天使よ 世界を笑え
アンコール
18.瞳
19.シャッター
オマケ
星物語(アカペラ)

久しぶりにソロアーティストのライブに行きました。
CDで聴いていて歌が上手いとは思ったもののライブでどうなるかと思いましたが、変わらずに声は張ってるし音も外さずにしっかりと歌っていて、aikoの凄さが分かりました。
ライブで歌を歌う時間とMCの時間が同じくらいあるんじゃないかと思うくらいMCで喋っていた。
内容は、主に観客との掛け合いがほとんどでaikoが話して観客が聞いているといったところは少なかった。
やはりライブでアーティストと観客の間で掛け合いがあると、アーティストは勿論聞く側の観客も盛り上がるし楽しくなります。
極端な話、曲が聴きたいならCDを聴けば良いですし、話が聞きたいならラジオなり雑誌を読めば事足りると思います。ただ、観客との掛け合いや対話というのは、ライブ会場でしか出来ないことで、そこに時間を割くということはライブに来た観客により同じ時間であったり空間を共有したいことの表れではないかと感じました。

曲が終わる毎に「ありがとう」と言ったり、観客からの声援に何度も応えたり、曲が終わる毎であったりライブの最後に深々と何度も頭を下げたりと、来てくれた観客への感謝の気持ちが十二分に見ている人にも伝わりましたし、そういうアーティストのライブだからこそ会場の空気が暖かかったりよりライブを楽しめるのではないかと思います。

ライブに行く前は野郎がaikoのライブに行くのは気が引けると思っていましたが、ライブに行った後は楽しかったと言う思いが強く、機会があればまた行きたいと思えました。
ライブを実際に見てaikoの人気が高い理由が分かった気がしました。

TRIPLANE「TRIPLANE"音種-otodane-"tour Vol.2 from home ワンマンライヴ」

場所:SHIBUYA O-WEST
参戦歴 ワンマン:2回目 フェス等:無し

セットリスト
セットリスト
1.ライナーノート
2.陽だまりのように
3.monopoly
4.ゲンジボタル
MC
5.days
6.夏の夢
7.Dear friends
8.rasberry
9.スピードスター
MC
10.いつものように
11.白い花
12.セーター
13.パラダイス
14.Reset
15.僕らの街
アンコール
16.「エナジー」or「Energy」(新曲)
17.you
18.あの雲を探して

TRIPLANE音種ツアーファイナル。
CDとしてリリースした曲のほとんどを演奏し、未発表ながら人気の高い「白い花」と新曲の「エナジー」も演奏とアルバム初ツアーの最後を締めくくるに相応しいライブでした。
開演前や開演後に機材のトラブルがありましたが、あわてず上手く乗り切るなど沢山ライブの経験があるからこそできることだなと感じました。
MCでは観客の反応を見ていたり、メンバー紹介の時には観客にも歌ってくれるように促したり、ライブ終了後にわざわざ入り口付近でハイタッチをしてくれたりと、ファンを大切にするバンドだというのも良く伝わりました。
去年のワンマンの時と比べると、動員も少しづつですが増えているように感じましたし、今後特にタイアップが無くてもライブを続けていくことで、徐々にライブの動員は増えていくと思います。

ライブ内容ですが、江畑さんのボーカルは人を惹きつける何かを持っています。
ライブで初めて、歌や曲に引き込まれる感覚になりました。
彼の歌声がもつ力強さのようなものがとても心地よく、違和感無く曲に引き込まれましたよ!歌詞や曲調やテンポ等々が、彼の歌い方に合っているからこそできることでしょう。
もちろんバンドとしての演奏がしっかりしているのも確かで、バンドとしての一体感もあり前回見た時からさらに成長しているのも感じられました。
個人的には、江畑 兵衛というボーカルの歌声を聞くためにライブに行ってもいいさえ思います。それくらいの出来のライブを今回してくれましたので、今後のライブや音源のリリース等の活動に注目していきたいです。

Hoobastank「JAPAN TOUR 2007」

場所:SHIBUYA-AX
参戦歴 ワンマン:二回目 フェス:無し

セットリスト
1.Born To Lead
2.Out Of Control
3.Up And Gone
4.What Happend to us
5.Look Where We Are
6.Runnig Away
7.Just One
8.Moving Forward
9.Inside Of You
10.The First Of Me
11.Same Direction
12.If I Were You
13.Pieces-Give It Back-War Pigs-Pieces
アンコール
14.More Than A Memory
15.The Reason
16.Crawling In The Dark


ライブ時間は1時間20分程度。
MCはあまり無し。
「Just One」までボーカルの声が聴こえにくく感じた、意外は良いライブでした。
原因は、ダグ(Vo)の声が出ていなかったのか元々マイクの音量が小さかったのか後ろで聞いていたからなのかは分かりません。
セットリストは、激しい曲を立て続けにというのではなくゆっくり聴く曲を間に挟んでいて、聞く側がはしゃぎ過ぎないように配慮されたものだったと思います。
昔のアルバムから最新アルバムまで、バランスよく入っていてかつ有名曲をあるという良いセットリストだった思います。
演奏も全体的に曲を演奏するだけじゃなくお客を盛り上げるパフォーマンスもあって、良いライブを沢山こなしてきてある程度完成されたものだったと思いますし、余裕すらあったのではないでしょうか。
CDで聴くと平凡な曲もライブで演奏すると、違った一面を見せられるバンドなんだというのを改めて感じました。
個人的に好きな「The First Of Me」もしっかり聴けましたし、おおむね満足のできるライブでした。

My Chemical Romance「JAPAN TOUR 2007」

場所:Zepp Tokyo
参戦歴 ワンマン:初 フェス:無し

セットリスト
1.The End
2.Dead!
3.I'm Not Okay
4.Cemetery Drive
5.Mama
6.The Black Parade
7.I Don't Love You
8.Thank You For The Venom
9.Teenagers
10.Give 'Em Hell Kid
11.House Of Wolves
12.Famous Last Word
13.You Know What They Do To Guys Like Us In Prison
アンコール
14.Cancer
15.Helena


演奏時間約1時間10分位のライブでした。
公演当日になって、ギターのフランクが急病で緊急帰国したため会場時間18:00→20:45、開演時間19:00→21:30へ変更でした。
しかも、これによる払い戻しは無し。
二ブロック目の真ん中付近で観る。
予想以上にモッシュダイブがあったのと同時に、黄色い声援が曲の合間だろうがお構いなしにありました。
しかも、最初から最後まで大声で歌う人が多く私の近くにもいたお陰で、演奏している曲が良く聴こえませんでした。
ボーカルがマイクを向けた時に合唱するのはありだと思いますし、ボーカルとその他との掛け合いがある曲で観客との掛け合いになるのもいいとは思うんですけど、ボーカルがメインで歌うところも歌うのはいかがなものかと思いました。
しかも、何人かが小さく控えめな声で歌うならまだしも、前に陣取った人の多くがほとんどの曲をボーカルの声や演奏が聞き取りにくくなる事が何度かあるほど大きな声で歌うのはなしでしょう。
ライブというのは曲を聴いて楽しむところであって、カラオケじゃないんですけどもねぇ。
自分が歌うことで周りの人が迷惑することもおそらく分かっていないんでしょう。
初めて参戦したライブでモッシュやダイブ等があって楽しむ事はできましたが、肝心の曲を聴くということがほとんどできなかったのは残念でならないです。
多分、マイケミのライブに参戦することはもう無いでしょうね。
今年二つ目のライブは、今迄で一番最悪のライブでした。
一つ目のエルレが良すぎただけに残念です。

ELLEGARDEN「ELEVEN FIRE CRACKERS TOUR 06-07」

場所:新木場STUDIO COAST
参戦歴 ワンマン:初 フェス:2回

セットリスト
01.Fire Cracker
02.Acropolis
03.Supernove
04.The Autumn Song
05.風の日
06.Surfrider Association
07.Stereoman
08.スターフィッシュ
09.Gunpowder Valentine
10.Missing
11.Sliding Door
12.Space Sonic
13.Salamander
14.アッシュ
15.ジターバグ
16.Red Hot
17.高架線
18.Marie
アンコール1
19.Winter
20.Make A Wish
アンコール2
21.No.13


ステージ向かって左のスピーカ付近で観る。
ニューアルバムの一曲目の「Opening」からアドリブが入った後にメンバー登場。
軽く音を鳴らした後に、「Fire Cracker」へ。
MCは全部合わせても5分あったかどうか程度。
個人的には、「風の日」「Missing」を聴けて良かった。
「高架線」は、ライブで聴くとあらためて良い曲だと再確認。
細見さんが演奏中に何度かこぶしを上に挙げて観客を煽って、それに観客が応えるというやり取りが何度かあった。
メンバー全員がライブを楽しんでいるようだったし、観客も楽しんでいてお互いにこの時間だったり空間を楽しんでいるのが良く分かるライブでした。
細見さんのMCは、言い方は素っ気ないですけど温かみがある言葉でしたし、何度も「ありがとう」と言っていてファンを大事にしているのが良く分かりました!
世間一般に知れ渡るような露出はしていませんけど、ファンが多いのはライブの空間の居心地が良くて楽しいものでまた来たいと思わせるライブをするバンドだからだなと、今回初めてワンマンに参戦して分かりました。
スピーカーの真ん前でライブを見ていましたが、耳が大変なことになるかなと覚悟していましたがキーンとなることはなくぜんぜん大丈夫でした。
新年初めてのワンマンライブでしたけど、今年のライブベスト3に入るのではないかと思う程本当に良いライブでした。

チャットモンチー 「恋愛スピリッツ」

恋愛スピリッツ

恋愛スピリッツ

MAD MONSTER

MAD MONSTER

ということで、予告どおりチャットモンチーのレビューです。
この「恋愛スピリッツ」という曲は、唯一インディーズの音源を公式に買える曲でもあります。
それが上の方についている余計なリンクの「MAD MONSTER」というCDに収録されています。
聴いた事がある方もいるかもしれませんが、メジャーで出した曲とは曲調が真逆です。
歌詞は、多少アレンジがしてあれどほぼ原型をとどめています。
曲の印象は、耳鳴り収録の「どなる、でんわ、どしゃぶり」のような痛々しさと、「迷迷ひつじ」のような疾走感を併せ持った曲でしょうか。
ご興味のある方はどうぞ。今のチャットモンチーのような曲を期待していると、良い意味で裏切られると思います。
以下から本題。

チャットモンチーの2nd Singleとしてリリースされた作品ですが、個人的にはライブで演奏する会場によって曲の印象が一番変わる曲で、大きい会場で聞いたほうが良く聴こえる曲だと思います。
今ですとワンマンはライブハウスでのライブで、フェスやイベントになると大きな会場で演奏することもあるところでしょう。
今現在私が、「恋愛スピリッツ」を大きな会場で聞いたことがあるのは二回。
去年のnano-mugenと年明けのCOUNTDOWN JAPANです。
特に、nano-mugenは会場が大きいものの割りと音響が良い横浜アリーナだったこともあり、特に良かったです。
ライブハウスと比べるとアリーナ等々の大きな会場では、音がより響いてより遠くまで聴こえるようになっている事が大きな要因だと思います。
この曲が良く聴こえる要因がそれだけなら他の曲も同じなんですが、他にも要因があってイントロのアカペラ!アカペラがあることがもう一つの大きな要因です。
音がより響く中でボーカルの声だけが聞こえるアカペラがあることで、「恋愛スピリッツ」という曲でありチャットモンチーのライブにより惹きこむ力がより一層強くなると感じました。
残念ながら屋外のフェス等ではまだ聴いたことがないので断定は出来ませんが、おそらく屋外で聴いても同じではないでしょうか?

次は、カップリング一つ目の「手の中の残り日」。
個人的に結構好きな曲です。
歌詞の内容は、倦怠期のカップルでそろそろ別れが近いというのがピッタリ。
曲の起伏がそのまま感情の起伏とも捉えられる曲で、サビの部分でのエリコさんの歌い方が痛々しいです。。。

最後は、カップリング二つ目の「Y氏の夕方」
夕方という雰囲気のある曲で、頑張ってというより頑張ろっかという歌詞です。
その頑張ろっかが逆上がりをと言うところが身近で親近感があります。
個人的には歌詞の視点が、客観ではなく主観であるのも頑張ることを押し付けられている印象を受けず自分の等身大を歌詞にしているように思えます。


このシングルに収録されている曲は、1st Singleの「恋の煙」と比べると地味な印象はあります。実際私自身も買った当初はあまり聞いてませんでした。
しかし、アルバムの「耳鳴り」同様何度も聴くことで色々分かったり見えてくるものがあって、3枚出しているシングルの中で一番チャットモンチーらしいシングルだと思います。