TRIPLANE 「home」

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北海道出身で、メジャーデビューして2年かけてようやく1stアルバム発売。その間にシングル5曲発表してと、随分最近の流れとは外れてゆっくりとしたペースでのリリースを続けてきたバンドです。
アルバム全11曲のうちシングル5曲を収録しているので、実質新曲は6曲。
それでもって、未発表曲がまだまだあるって言うんだから、良いアルバムが出来ないはずが無い!

1曲目「ライナーノート」から5曲目「あの雲を探して」まで一気に飛ばして、6曲目「days」7曲目「夏の夢」で1度トーンダウン。特に「夏の夢」は、演奏時間は短いもののしっとりとしながらも曲の終わりに向って盛り上がりを見せる名曲!
その後、8曲目「rasberry」9曲目「Reset」で再びポップでノレる曲を持ってきて、10曲目「いつものように」11曲目「僕らの街」で綺麗に締める。 一曲一曲も良いですけどアルバム構成が個人的に好みです。

好きな曲を1つ挙げるとすれば、7曲目の「夏の夢」でしょうか。
このアルバムってこの曲までとこの曲からの2つ盛り上がりがあって、その2つの盛り上がり所を繋いでいる曲です。
なので、アルバムの中でこの7番目にあるこの曲の存在感が大きく感じられます。
詩は悲しいですけど、しっとりとしたバラードを3分半という短い演奏時間で作れる所に、TRIPLANEの良さだったり今後の飛躍を期待させるものがあるんじゃないかなと思いました。

個人的に、チャットモンチー「耳鳴り」吉井和哉「39108」に続く今年の名盤確定っぽいです。