From Autumn to Ashes「Fiction We Live」

ザ・フィクション・ウィ・リヴ

ザ・フィクション・ウィ・リヴ

最近というか少し前まで流行っていた、スクリーモといわれるジャンルのバンドです。
(注:スクリーモとは、スクリーム+エモのことです。簡単に言うと、エモにスクリームまたはシャウトを合わせた曲のことです。)
そこそこ流行っただけあって、いろいろなバンドが出てきました。そのほとんどは、いずれ消えて行くと思います。このバンドも、そうなるかも知れませんがほかのバンドとはビミョーに違います。
スクリーモといわれるジャンルは、基本的にメインボーカルは1人なんです。コーラスで、他のメンバーが入ることはあってもあくまでコーラスで、クリーンヴォイスとスクリームヴォイスを一人で使い分けるわけです。
ところがこのバンドは、スクリームボイスとクリーンヴォイスがそれぞれ違うボーカルが担当しています。
クリーンボーカルは、ドラムの人が兼任しています。だから、スクリームとクリーンヴォイスでハモルことが出来るわけです。その他にも、曲全てをクリーンボーカルが歌ってしまっていたり、女性ボーカルがゲストで出ている曲もあったりします。
そういう、今まで出てきた同ジャンルのバンドの摸倣をやるだけではなく、自分達のバンドのカラーを巧く出せているとことが他のバンドとは少し違うかなと思います。
さらにいうと、スクリームヴォイスのボーカルはずっとスクリームしているので、デスヴォイスといっても違和感が無いです。しかも、曲調がかなりメタルよりなので、デスメタルといえなくもないかなぁ。
曲を聴いて思ったのは、ドラムの人はライブで歌えてるのかよってことですね。